どうもです。
ギリギリです。
最近肩こりが酷い。
オーストラリアに来て肩こりなんてほどんど経験してこなかったのに何でだろう突然(´・ω・`)
右肩のコリが酷くて、ドラマLOSTもロクに集中して見れません勉強しろよ。
さて、表題の件。
前回記事では車の探し方とインスペクション(下見)時のポイントを紹介しました。
今回は、オレがやらかした失敗談を晒しながら、下見時の重要ポイントを紹介します。
----
今年の5月頃、仕事を探していたオレは日豪オンラインで車を探していました。
車の所持が第1条件の1つとして書いてある仕事がとても多いからです。
その時、2000ドルで車売りますという広告を発見。
その車はランドローバーというジープタイプの車で、年式は93年製と非常に古いものの、見た目はキレイで良さげな印象でした。
そして何より安い!
旧式とはいえこの値段はかなり安い部類にはいります。
大抵なら3,000ドル弱はする部類です
すぐにオーナーにコンタクトし、下見。
オーナーは日本人でした。
ボンネットの中を見て、年数の割りにはキレイ過ぎるので聞いてみたところ、掃除をしたと。
ボンネットの中など掃除するのだろうか?と不思議に思ったものの、売りに出すんだから掃除くらいするかと思い直し、それ以上は気に留めなかった。
そして試乗。
アクセルを踏んでもなかなか加速しない。
これが仕様によるものなのか、それとも調子が悪いのかわからなかったが、まあしばらく踏みこめば伸びてくるし、と気にしないようにしていた。
試乗後、さっき見逃した点を再確認しつつオーナーと話。
この車でどこにいったか、どれくらい乗っていたか、何処でいつ直したかなどなど。
正直この車で大丈夫だろうかと心配ではあったが、最悪すぐ売ればなんとかなると思い購入を決意。
オーナーも、時間かければ3000ドルくらいで売れるはずと言っているし(彼は帰国が迫っていたため値下げしたらしい)、
大丈夫だろ!うん、キミに決めた!!
・・・しかし運転し始めて2週間ほど経って売ることを決意。
なぜなら、どうもしっくりこないからということと、燃費が悪いということがどうしても引っかかっていて、試しに修理に出したら恐ろしいことを言われたからです。
それはロードワーシーを取りに自動車修理工場へ行った時のこと(QLDではロードワーシー(RWC)と呼ばれる、車検終了証明書のようなものを取得しないと(法律上は)売買ができないという決まりがある)。
すると衝撃の事実が。
「ああ、キミね、この車直せないよ。壊れすぎてるから。ウチじゃ無理だわ」
-----
いま思えばあらゆるところが怪しいんですが、当時は早く車を手に入れたいという焦りもあったせいか、問題を軽視したり楽観視したり、目をつぶったりしていました。
まずメカ的な観点での失敗。
・オイル漏れを確認しなかった。
年数が古くなるほど(特に)エンジンオイルの漏れが起きやすくなるようなのですが、この確認を怠りました。
事実、3件のメカニックに行って3件とも酷いオイル漏れがあると。
恐らく素人目にも分かる程度のものだったでしょう。
・ハンドルを目一杯切って前/後進しなかった。
・異音に注意を払っていなかった
修理に出した時に発覚したんですが、左前輪のベアリングという部分(ここが参考になるかも?)が損傷していました。
走行時左のほうから異音がしていて、マフラーだと思っていたけど、実は全然違うところが壊れていたという。
ちなみにこれ、ハンドルを目一杯切った時に乾いた音でカリカリカリ・・・、カタカタカタ・・・なんて音がしていたんですが、修理後はしなくなりました。
恐らくベアリングが関係していたんだと思います。
・ラジオ、エアコンが壊れている
走行には全く問題ないですが、売るときにこの2点が関わってきます。
特にエアコン。
夏、クソ暑い中エアコンなしで運転することは、ここオーストラリアでは軽い修行の部類に入ります。
好き好んで車の中でそんな訳の分からない修行する人はいないでしょう。
・燃費の悪さを甘く見ていた
あちこち壊れていた事が燃費の悪さを悪化させていた可能性は否定できません。
が、やはり古い車は基本的に燃費が悪い。
下見時におおよその燃費は聞いていましたが、予想以上のガソリンの減り方でした。
毎日乗る場合、燃費はかなり大きく出費に関わってきます。
・スピードが伸びない
踏み込んでしばらくしてようやく満足な加速を感じるという、ちょっとした亀。
ちなみに前回エントリで紹介した下見のメカ的ポイントは、この失敗を元に作っています。
恐らく未だ気づいていない潜在的なメカ的な失敗はたくさんありそうです。
しかし、このようなメカ的な欠陥を見抜けなかったとしても、ある意味仕方ないといえます。
専門知識がない限り避けがたいことだからです。
もっと大きな失敗は、
オーナーと話す中でいろんな"アラート"が鳴っていたのに、
それに目をつぶってしまったこと
まず、前オーナーはこの車でQLDの各地を走っていたという点を軽視したこと。
ファームジョブを探すためにいろんな場所を移動していたと話していたけど、RWC取ってるんだから大丈夫だろうと深く考えませんでした。
このメカニックが発行するRWC、実はここにも落とし穴がありました。
先にも述べた通り、QLDではRWC(ロードワーシー)がないと原則車は売れません(売り手側に取得義務がある)。
RWCの取得は、カーメカニックに行って車をチェックしてもらい、
壊れたところがあれば全て修理し、走行に問題がないと認められて初めて取得できるものです。
しかしここはオーストラリア。いい加減なメカニックなどいくらでもいます。
残念ながら、
RWCが取得済みであっても、その車がきちんと修理されたとは必ずしも言えないのです。
実際、オレの買った車はRWC取得後1ヶ月以内の車だったのにもかかわらず、
いたるところが壊れ、走りはしたものの、とても修理士が直したとはいえない状態でした。
もちろん購入後長距離移動などほとんどしていません。ブリスベンとゴールドコーストの往復くらいなものです(往復160km程度)。
いつ派手に壊れるかとビクビクしていたため、週に1度乗るかどうかという使用頻度でした。
-----
最初に訪れた整備工場のメカニックは、修理に1500ドルかかると伝えてきました。
RWC取ったばっかだし、まあいいとこ300ドルくらいだろうと思っていたので、予想の斜め上をいく修理費の高さに絶句。
多分1件目はぼったくりで有名なとこだったんだよ。
きっとそうだ。
そう思い2件目へ。
そこでは、壊れすぎていて直せないと修理を拒否される。
はっ?
拒否とかあるの??
この時点でとんでもなくでかいゴミを掴まされた事に気づき、猛烈に焦り始める。
3件目では、1100ドルくらいかかるけど1000ドルでいいよと伝えるメカニック。
はっきり言って1000ドルでもめちゃくちゃ高い。
走りに走って直しに来たのならともかく、
RWC取得直後の車を修理に出して、修理費が1000ドルかかるなど、ありえるはずがない。
前オーナーはきちんと直さずに売りに出していたのです。
-----
そう、
最大の失敗とは
オーナーを根拠なしに信用してしまったこと。
買うことを前提に話をしていたため、安かったため、またクソ日本人だったため、まあ大丈夫だろうという全く根拠のない信用と楽観視が、自分の中にあったからです。
話している最中、何だか怪しいなとは思っていたのです。
前オーナーはオーストラリア滞在中とても貧乏で、酷い時はレントを払ったら食費すらほとんど残らなかったこともあると話していました。
また帰国直前であったインスペクション当時でも、結局金が全然たまらなかったと話していて、
この時点で車の修理費をどう捻出したのかに疑問を持てば、購入を踏みとどまったかもしれません。
他にも何だか微妙な空気を感じるなと思った事が何度かあったものの、意味もなく大丈夫だろうと目をつぶってしまった。
イグニッション(エンジンをスタートさせるための点火装置)が壊れて直したことを、話の流れで自らポロッと漏らした時に、わずかに顔を硬直させ、しまったという雰囲気をだしたのも、いま思えば怪しくて購入をためらわせる材料の大きな1つになり得たでしょう。妙な楽観視がなければ。
しかし、金を渡し終えて最後にRWCの話になった時に彼が放った言葉が、目を覚まさせました。
「RWC取得時の修理は、交渉次第ですね」
こいつ絶対全部直してねえ!!!
しかし時既に遅し。金を渡したあとの事でした。
この失敗から学ぶ重要なポイントは以下の通り。
1.しっくりこない車は買わない
しっくりこないとは、乗っててイマイチ変だな、おかしいな、こんなんだっけ?と疑問が浮かぶような感覚です。
普段運転をしない人でも、大抵の人は車の異常を体で感じられると思うのです。
異音だったり、アクセル、ブレーキを踏んだ時だったり、ハンドルを切った時だったり、高速走行してる時だったり。
値段が安ければ尚更注意です。何かがおかしいと疑ってください。
2.古い年式の車は買わない
古い=ボロいではないし、当然走行距離などもろもろの条件によりますが、
それでも古い車はやはりガタがきていることが多いし、乗っているうちにそれが訪れることが十分に考えられます。
また古い車は売れにくい。相当安くないと基本誰も買いたがりません。
エアコンやラジオなど、走行には問題ないけど重要な部分が壊れている事も少なくありません。こういう点も購入をためらわせる原因の1つになります。
20年近く前に作られたオレのランドローバーも、売る時は相当値を下げてようやく電話がなるようになりました。
3.ロードワーシーあり=修理完了ではない
これは後に述べるオーナーに原因がある場合もありますが、いい加減なメカニックがいい加減な整備をして、RWCを発行する事もあり得るため、RWCがあるからといって、機械的な問題はないと思い込まないでください。
自分の目で確認し、試乗し、感じ、聴き、状態を知ることが重要です。
ちなみにRWCの有効期間は、発行日から2ヶ月以内または走行距離が2000km以内であることです。
ソース:http://www.tmr.qld.gov.au/Registration/Buying-or-selling-a-used-vehicle/Safety-certificates.aspx
(How long are safety certificates current for?の項目)
これのどちらか(実際名義変更時に走行距離を聞かれることはないと思うが)が超過していると、名義変更が受理されないです。(役人がバカいい加減でなければ)
4.金のないオーナー(特にトラベラー)からは購入しない
金のない人間は、何事も何とかして安く済まそうとします。
時に、例えそれが人に迷惑をかける行為や、法に触れる行為であってもです。
先に述べた、前オーナーの交渉次第という言葉は、あのクズ彼がメカニックと交渉をして修理すべきものをしなかったことを示唆しています。車の状況から判断しても、彼(とメカニック)が不正をしてRWCを手に入れたことは明白です。
トラベラーは基本金がありません。そんな彼らからの購入はできれば避けましょう。
そして相手が誰であろうと、購入時はとにかくいろんな事を聞いてください。
そして少しでも怪しいと思ったら購入は避けるべきです。
当然といえば当然ですが、売り手側は不利なことは敢えていいません。
多少の問題があっても売買が完了してしまえば売り手としてはそれで終わりで、後のことはどうでもいいのです。
壊れた状態で走る事はとても大きなリスクを背負っているのと同じです。
もし高速道路を走行中に突然壊れたらどうなるか・・・ヘタすれば命に関わります。
他人の命を奪う可能性も完全には否定できません。
オレの車も直せばしばらくは問題なく乗れたでしょう。しかし燃費の悪さや今後起こりえるであろう必要なメンテへの出費などを考えすぐに売ることを決めました。
こういった出来事は金と時間と労力のムダでしかなく、旅や生活に支障をきたす以外何ももたらさないからです。
ずいぶん長くなりましたが、今回はここまで。
トラベラーから買うなって、じゃあ誰から買うのさ?って話と、購入後の名義変更などについては次回にします。
あー日曜が終わっちゃう(´・ω・`)
Be Water, my friends!!
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最近肩こりが酷い。
オーストラリアに来て肩こりなんてほどんど経験してこなかったのに何でだろう突然(´・ω・`)
右肩のコリが酷くて、ドラマLOSTもロクに集中して見れません
さて、表題の件。
前回記事では車の探し方とインスペクション(下見)時のポイントを紹介しました。
今回は、オレがやらかした失敗談を晒しながら、下見時の重要ポイントを紹介します。
----
今年の5月頃、仕事を探していたオレは日豪オンラインで車を探していました。
車の所持が第1条件の1つとして書いてある仕事がとても多いからです。
その時、2000ドルで車売りますという広告を発見。
その車はランドローバーというジープタイプの車で、年式は93年製と非常に古いものの、見た目はキレイで良さげな印象でした。
そして何より安い!
旧式とはいえこの値段はかなり安い部類にはいります。
大抵なら3,000ドル弱はする部類です
すぐにオーナーにコンタクトし、下見。
オーナーは日本人でした。
ボンネットの中を見て、年数の割りにはキレイ過ぎるので聞いてみたところ、掃除をしたと。
ボンネットの中など掃除するのだろうか?と不思議に思ったものの、売りに出すんだから掃除くらいするかと思い直し、それ以上は気に留めなかった。
そして試乗。
アクセルを踏んでもなかなか加速しない。
これが仕様によるものなのか、それとも調子が悪いのかわからなかったが、まあしばらく踏みこめば伸びてくるし、と気にしないようにしていた。
試乗後、さっき見逃した点を再確認しつつオーナーと話。
この車でどこにいったか、どれくらい乗っていたか、何処でいつ直したかなどなど。
正直この車で大丈夫だろうかと心配ではあったが、最悪すぐ売ればなんとかなると思い購入を決意。
オーナーも、時間かければ3000ドルくらいで売れるはずと言っているし(彼は帰国が迫っていたため値下げしたらしい)、
大丈夫だろ!うん、キミに決めた!!
・・・しかし運転し始めて2週間ほど経って売ることを決意。
なぜなら、どうもしっくりこないからということと、燃費が悪いということがどうしても引っかかっていて、試しに修理に出したら恐ろしいことを言われたからです。
それはロードワーシーを取りに自動車修理工場へ行った時のこと(QLDではロードワーシー(RWC)と呼ばれる、車検終了証明書のようなものを取得しないと(法律上は)売買ができないという決まりがある)。
すると衝撃の事実が。
「ああ、キミね、この車直せないよ。壊れすぎてるから。ウチじゃ無理だわ」
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いま思えばあらゆるところが怪しいんですが、当時は早く車を手に入れたいという焦りもあったせいか、問題を軽視したり楽観視したり、目をつぶったりしていました。
まずメカ的な観点での失敗。
・オイル漏れを確認しなかった。
年数が古くなるほど(特に)エンジンオイルの漏れが起きやすくなるようなのですが、この確認を怠りました。
事実、3件のメカニックに行って3件とも酷いオイル漏れがあると。
恐らく素人目にも分かる程度のものだったでしょう。
・ハンドルを目一杯切って前/後進しなかった。
・異音に注意を払っていなかった
修理に出した時に発覚したんですが、左前輪のベアリングという部分(ここが参考になるかも?)が損傷していました。
走行時左のほうから異音がしていて、マフラーだと思っていたけど、実は全然違うところが壊れていたという。
ちなみにこれ、ハンドルを目一杯切った時に乾いた音でカリカリカリ・・・、カタカタカタ・・・なんて音がしていたんですが、修理後はしなくなりました。
恐らくベアリングが関係していたんだと思います。
・ラジオ、エアコンが壊れている
走行には全く問題ないですが、売るときにこの2点が関わってきます。
特にエアコン。
夏、クソ暑い中エアコンなしで運転することは、ここオーストラリアでは軽い修行の部類に入ります。
好き好んで車の中でそんな訳の分からない修行する人はいないでしょう。
・燃費の悪さを甘く見ていた
あちこち壊れていた事が燃費の悪さを悪化させていた可能性は否定できません。
が、やはり古い車は基本的に燃費が悪い。
下見時におおよその燃費は聞いていましたが、予想以上のガソリンの減り方でした。
毎日乗る場合、燃費はかなり大きく出費に関わってきます。
・スピードが伸びない
踏み込んでしばらくしてようやく満足な加速を感じるという、ちょっとした亀。
ちなみに前回エントリで紹介した下見のメカ的ポイントは、この失敗を元に作っています。
恐らく未だ気づいていない潜在的なメカ的な失敗はたくさんありそうです。
しかし、このようなメカ的な欠陥を見抜けなかったとしても、ある意味仕方ないといえます。
専門知識がない限り避けがたいことだからです。
もっと大きな失敗は、
オーナーと話す中でいろんな"アラート"が鳴っていたのに、
それに目をつぶってしまったこと
まず、前オーナーはこの車でQLDの各地を走っていたという点を軽視したこと。
ファームジョブを探すためにいろんな場所を移動していたと話していたけど、RWC取ってるんだから大丈夫だろうと深く考えませんでした。
このメカニックが発行するRWC、実はここにも落とし穴がありました。
先にも述べた通り、QLDではRWC(ロードワーシー)がないと原則車は売れません(売り手側に取得義務がある)。
RWCの取得は、カーメカニックに行って車をチェックしてもらい、
壊れたところがあれば全て修理し、走行に問題がないと認められて初めて取得できるものです。
しかしここはオーストラリア。いい加減なメカニックなどいくらでもいます。
残念ながら、
RWCが取得済みであっても、その車がきちんと修理されたとは必ずしも言えないのです。
実際、オレの買った車はRWC取得後1ヶ月以内の車だったのにもかかわらず、
いたるところが壊れ、走りはしたものの、とても修理士が直したとはいえない状態でした。
もちろん購入後長距離移動などほとんどしていません。ブリスベンとゴールドコーストの往復くらいなものです(往復160km程度)。
いつ派手に壊れるかとビクビクしていたため、週に1度乗るかどうかという使用頻度でした。
-----
最初に訪れた整備工場のメカニックは、修理に1500ドルかかると伝えてきました。
RWC取ったばっかだし、まあいいとこ300ドルくらいだろうと思っていたので、予想の斜め上をいく修理費の高さに絶句。
多分1件目はぼったくりで有名なとこだったんだよ。
きっとそうだ。
そう思い2件目へ。
そこでは、壊れすぎていて直せないと修理を拒否される。
はっ?
拒否とかあるの??
この時点でとんでもなくでかいゴミを掴まされた事に気づき、猛烈に焦り始める。
3件目では、1100ドルくらいかかるけど1000ドルでいいよと伝えるメカニック。
はっきり言って1000ドルでもめちゃくちゃ高い。
走りに走って直しに来たのならともかく、
RWC取得直後の車を修理に出して、修理費が1000ドルかかるなど、ありえるはずがない。
前オーナーはきちんと直さずに売りに出していたのです。
-----
そう、
最大の失敗とは
オーナーを根拠なしに信用してしまったこと。
買うことを前提に話をしていたため、安かったため、また
話している最中、何だか怪しいなとは思っていたのです。
前オーナーはオーストラリア滞在中とても貧乏で、酷い時はレントを払ったら食費すらほとんど残らなかったこともあると話していました。
また帰国直前であったインスペクション当時でも、結局金が全然たまらなかったと話していて、
この時点で車の修理費をどう捻出したのかに疑問を持てば、購入を踏みとどまったかもしれません。
他にも何だか微妙な空気を感じるなと思った事が何度かあったものの、意味もなく大丈夫だろうと目をつぶってしまった。
イグニッション(エンジンをスタートさせるための点火装置)が壊れて直したことを、話の流れで自らポロッと漏らした時に、わずかに顔を硬直させ、しまったという雰囲気をだしたのも、いま思えば怪しくて購入をためらわせる材料の大きな1つになり得たでしょう。妙な楽観視がなければ。
しかし、金を渡し終えて最後にRWCの話になった時に彼が放った言葉が、目を覚まさせました。
「RWC取得時の修理は、交渉次第ですね」
こいつ絶対全部直してねえ!!!
しかし時既に遅し。金を渡したあとの事でした。
この失敗から学ぶ重要なポイントは以下の通り。
1.しっくりこない車は買わない
しっくりこないとは、乗っててイマイチ変だな、おかしいな、こんなんだっけ?と疑問が浮かぶような感覚です。
普段運転をしない人でも、大抵の人は車の異常を体で感じられると思うのです。
異音だったり、アクセル、ブレーキを踏んだ時だったり、ハンドルを切った時だったり、高速走行してる時だったり。
値段が安ければ尚更注意です。何かがおかしいと疑ってください。
2.古い年式の車は買わない
古い=ボロいではないし、当然走行距離などもろもろの条件によりますが、
それでも古い車はやはりガタがきていることが多いし、乗っているうちにそれが訪れることが十分に考えられます。
また古い車は売れにくい。相当安くないと基本誰も買いたがりません。
エアコンやラジオなど、走行には問題ないけど重要な部分が壊れている事も少なくありません。こういう点も購入をためらわせる原因の1つになります。
20年近く前に作られたオレのランドローバーも、売る時は相当値を下げてようやく電話がなるようになりました。
3.ロードワーシーあり=修理完了ではない
これは後に述べるオーナーに原因がある場合もありますが、いい加減なメカニックがいい加減な整備をして、RWCを発行する事もあり得るため、RWCがあるからといって、機械的な問題はないと思い込まないでください。
自分の目で確認し、試乗し、感じ、聴き、状態を知ることが重要です。
ちなみにRWCの有効期間は、発行日から2ヶ月以内または走行距離が2000km以内であることです。
ソース:http://www.tmr.qld.gov.au/Registration/Buying-or-selling-a-used-vehicle/Safety-certificates.aspx
(How long are safety certificates current for?の項目)
これのどちらか(実際名義変更時に走行距離を聞かれることはないと思うが)が超過していると、名義変更が受理されないです。(役人が
4.金のないオーナー(特にトラベラー)からは購入しない
金のない人間は、何事も何とかして安く済まそうとします。
時に、例えそれが人に迷惑をかける行為や、法に触れる行為であってもです。
先に述べた、前オーナーの交渉次第という言葉は、
トラベラーは基本金がありません。そんな彼らからの購入はできれば避けましょう。
そして相手が誰であろうと、購入時はとにかくいろんな事を聞いてください。
そして少しでも怪しいと思ったら購入は避けるべきです。
当然といえば当然ですが、売り手側は不利なことは敢えていいません。
多少の問題があっても売買が完了してしまえば売り手としてはそれで終わりで、後のことはどうでもいいのです。
壊れた状態で走る事はとても大きなリスクを背負っているのと同じです。
もし高速道路を走行中に突然壊れたらどうなるか・・・ヘタすれば命に関わります。
他人の命を奪う可能性も完全には否定できません。
オレの車も直せばしばらくは問題なく乗れたでしょう。しかし燃費の悪さや今後起こりえるであろう必要なメンテへの出費などを考えすぐに売ることを決めました。
こういった出来事は金と時間と労力のムダでしかなく、旅や生活に支障をきたす以外何ももたらさないからです。
ずいぶん長くなりましたが、今回はここまで。
トラベラーから買うなって、じゃあ誰から買うのさ?って話と、購入後の名義変更などについては次回にします。
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